師走に入りようやく冬らしい季節になって来ましたね。
先日、経済ジャーナリストで作家の渋谷和宏氏の講演会を聞いて参りました。
税理士会に所属しておりますと、無料で色々な講演会や研修会に出席することが出来ます。
講演のテーマは「アベノミクスの功罪、今日本経済で本当に起きていること」とちょっと難しいそうな題目でしたが、わかりやすくお話をしていただけました。
内容的には時代のインフルエンサーは団塊の世代であるという様な話で、業界・企業によっては斜陽産業からU時回復している場合もあるようです。
ちなみに団塊の世代といえば1947年~1949年生まれの方でこの3年間で810万人くらいいらっしゃるそうです。なお、2018年の出生者数は91.8万人となっております。
斜陽産業からのU時回復企業の例として喫茶店やゲームセンターを例にお話され、ゲームセンターにおいては2013年頃よりナムコやタイトー等のゲームメーカーが65歳以上の定年退職した団塊の世代にターゲットを徐々に移行させて、具体的にはゲーム機のボリュームを意識的に下げたほか、椅子をゆったりさせたり、ドリンクバーを作ったり高齢者にも楽しめるように方針シフトさせたところ、経営が改善されているようです。
なるほど最近ショッピングモールなどのゲーセンではちょっと違和感を持つことがありました。なんか静かだなと、多分、自宅でオンラインのゲームが主流になって来る人も少なくなったのかなとも思ったのですが、渋谷氏によると高齢者向けの戦略なのですね。
確かに若い女性にターゲットを絞ったFOREVER21が日本撤退し、世代や場所を選ばないユニクロが毎年収益を上げているのもうなずけます。ちっとさみしい気もしますが。ただ、今後は必ずアナログ時代のリバイバルブームは起こるではないかとも思います。
前置きが長くなりましたが、本題に入りますと、このところ相続相談を受けて税額シミュレーションをする機会があるのですが、ご両親がお元気の内に一次相続から対策をしておくのが有効であると改めて感じることがあります。当事務所では生前から一次相続、二次相続を含めた相続税額シミュレーションを行うことでどのような遺産相続にしていくことが最も節税につながるかを提案させて頂いております。
総遺産額1億円の方を例にとっても一次相続と二次相続の遺産の分け方によっては数百万円から1000万円以上税額が異なることもあります。
また民法改正による配偶者居住権のメリット・デメリットや、小規模宅地の特例の可否、更には空き家の譲渡特例など状況に応じて様々な特例、控除がありますので是非ともご相談ください。
また、節税においてはメリットだけではなく色々な要件や制限などデメリットも発生することもありますので、当事務所では節税面のみにとらわれることなく、どのように相続すれば最も幸せな円満相続になるかを考えてご提案をさせて頂いております。
なお、ご相談においては以下のような方は特に生前対策が有効になります。
○自宅以外に居住用の不動産を複数所有している。(今後誰が住んでいくか決まっていない)
○自宅以外の不動産を所有しているが、有効活用が出来きていない。
○預金や株式を多額に持っている。(家族の名義でも保有している)
○個人事業主や法人経営者で事業承継をどのようにすればよいか困っている。
○子供がいなく兄弟や甥姪が相続人になるが、遺産分けを決めておきたい。
その他相続関係でお困りの方はなんでも相談して下さい。相談までは無料です。
不動産等の評価を含む相続税額シミュレーション等は10万円より承っております。※
一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
※評価する不動産が多数に上る場合や非上場株式の評価を伴う場合は別途料金が発生することもございます。
写真は家にあったクリスタルのクリスマスツリーを持ってきて事務所に飾ってみました。
HPも季節感を出していきたいです。